<写真16>は正面入り口である。
この博物館は古代メキシコ文明のエキスが収蔵されている。民族の宝庫である。ゆっくり見れば多分4〜5日は要するであろう。第5室ティオティワカン、第7室アステカ、第10室マヤの3室を、それも駆け足で見て回る。前述したティオティカワンのことなどここで得た知識だ。 なかでも強く記憶に残ったのは、アステカ(14〜16世紀)では絶え間なく太陽を運行させるために、多くの人間の生きた心臓を捧げなければならないという考えがあり、他国へ攻め入って捕虜を捕まえ、その心臓を取り出して生け贄にしたということだ。展示されたレリーフにも心臓を取り出す絵があった。当時麻酔をかける術があったかどうか?つまらないことを考える。 勉強になったが途中で時差のためか眠くなる。沙羅さんはしばらく椅子で居眠り、私は目をこじ開けて説明を聞いた。
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